元accenture社員が語るコンサルタントの実態とは?

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コンサルに転職したいなーという人って、結構多いと思います。

自分もそうでしたが、やっぱりイメージがいい。

なんか、インテリでかっこいい感じもするし、
何より高収入なイメージもあります。
周りからも一目置かれ、なんかステータスもある。

コンサルの肩書はそんなこんなで憧れの的になりがちです。


でも、
実際にコンサルがやってることって具体的に説明できるか?って言ったら、
意外と何やってるか知らない人のが多いと思います。

なので、
ちょっと実体験を踏まえてコンサルが何やるのか書いてみたいと思います。


会社による違い

まず、入る会社によって違いますね。やることが。

コンサルになる場合、独立してコンサルやる場合を除き、会社員になりますよね。
で、
どの会社に入るか?でだいぶ仕事の内容が変わります。

大きく2つあって、

  • 戦略系ファーム
  • 総合系ファーム

のどちらかに入ることになります。


戦略系ってのは、マッキンゼーやボストンコンサル、ベインなど。

一方、
総合系ってのは、accentureやデロイト、アビームなど。



戦略系がいわゆる世間一般のコンサルのイメージで、
クライアントの課題に対して、リサーチし提案を出すような感じ。
最上流の部分をやって、ソリューションまではそこまでは踏み込まない。

総合系はもちろん戦略系の部分に当たる仕事もあるけど、
その提案のソリューション部分まで自分たちでカバーする。
そして、その多くがITによるソリューション。
つまり、システム開発やシステム導入までを含めてサービス提供しています。


なので、
戦略系に入ると、たしかに戦略に関わるような最上流の提案に関わる機会が多い。
一方、総合系に入ると「いろんなこと」をやる。


で、この「いろんなこと」の幅が大きく、
コンサルの実態を不明確なものにしています。

コンサルティングの幅

コンサルティングという言葉の定義は曖昧で、
そもそもはクライアントの相談に乗るみたいな意味。

だから、
クライアントの課題解決に関わることなら、全てコンサルティングといえなくもない。


ここでは総合系のコンサルティング業務に的を絞ります。

自分がいたaccentureだと、見えっ張りなので自分たちの会社を経営コンサルティングの会社とか言ったりします。

でも、やってるのはシステムの保守とか、ERPの導入が多かったりもします。


確かに、
そのシステムを入れる意思決定に際して、クライアントの課題に対するソリューションとして提案してるのかもしれません。
でも、多くのコンサルタントはそこには関わらず、
システムの要件定義やPMO、更には実際の開発業務を行ったりします。

特に、PMO案件は多いしaccentureはコレが得意だったりします。

PMOって何かというと、プロジェクトマネジメントオフィスの略で、
大規模プロジェクトを横断的に管理して、品質担保しつつ遅延しないようにプロジェクトを管理する役目。

プロジェクトはだいたいクライアントがベンダーに発注しますが、
PMOはクライアント側について、ベンダーをコントロールします。

クライアントのプロジェクト管理という課題をPMOという立場からコンサルティングしている。
というイメージです。


というように、
クライアントの課題をヒアリングして、頭を捻って解決策をみちびいいて、パワポにまとめてプレゼンする。
ってのだけがコンサルではありません。

その言葉の特性上、コンサルの幅は広いのです。

僕は、コーディングもやってましたし。


自分なりのコンサルのイメージ

このようにコンサルはやることが多岐にわたります。

戦略提案に始まり、PMOやPM、システムの要件定義やPM、開発などいろんなことをします。

クライアントの課題を解決するための仕事であれば、何でもコンサルの業務スコープに入ってきます。


ちなみに、コンサルはだいたいクライアント先に常駐します。
クライアント企業に入り込んで、課題解決をしていきます。


このことから、
わかりやすく言うとコンサルとは高級派遣社員です。


超高単価で超ハイスペックの派遣社員のようなものです、コンサルって。

案件に紐付いてクライアント先に派遣されて、
課題を解決して帰ってくる。
で、また次のクライアント先にでかけていく。

そんな感じです。ほんとに。


実態を見ると、コンサルってこんなんです。
ハイスペック派遣社員です。


いまエンジニアで常駐して働いてる人がいれば、
働く感じは今と似ているかもしれません。

やる仕事がちょっと上流に行くって感じ。


でも、集まる人種が違うのは確かで、優秀な人は多い印象です。
エンジニアとはちょっと違いますね。

コンサルって、イメージとだいぶギャップが出やすい仕事だと思います。
でも、チャレンジするのは良いと思います。

やっぱり世間のイメージはいいし(みんなコンサルはすごいって思い込んでる)、
実際に優秀な人は多いし、経験すると転職も有利になるし、それなりにスキルもつきます。

憧れをもとに転職するのは全然悪くないです。

チャレンジしたい気持ちが大事なので、コンサル行きたいならぜひ行ってみよう!

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